Zabbix 5.0用Agent + CentOS8 でネットワークディスカバリとローレベルディスカバリを試す
前回のインストールに続いて、入れただけで各ホストからデータを収集しなければ意味は無いので、サクッと別ホストにAgentをインストールしてデータを取得してみました。
今回のエージェント導入対象はCentOS8なので、Zabbixインストール時と同じくリポジトリを登録し、エージェントをインストールします。
デフォルトの状態では127.0.0.1
がアクセス許可ネットワークとして登録されているため、コンフィグを変更してからエージェントを起動します。
$ rpm -Uvh https://repo.zabbix.com/zabbix/5.0/rhel/8/x86_64/zabbix-release-5.0-1.el8.noarch.rpm $ dnf install -y zabbix-agent2 $ vi /etc/zabbix/zabbix_agentd2.conf > Server=x.x.x.x > ServerAction=x.x.x.x $ systemctl enable zabbix-agent2 $ systemctl start zabbix-agent2
手動登録もおつなもんですが、折角なのでディスカバリ機能を使って自動的に発見してもらいます。 デフォルトではローカル用のディスカバリルールが無効になっているので有効にチェックを入れて更新ボタンを押下します。 ※画像ではローカルのアドレス帯と監視間隔の時間をデフォルトから変更しています。
次に発見したホストをデータ収集ホストとして自動登録するアクションを有効にします。
設定>アクションのページに表示されるXXアクション
をクリックすると各種アクションへアクセスできます。
LinuxのAgentを発見した場合、自動登録するアクションがデフォルトで設定されているので、これを有効化します。
あとは適当な時間待つと自動登録されています。
ローレベルディスカバリに関してもLinux Agent用テンプレートに予め幾つか登録されているので、それらが動作しているか確認します。
例として、一番下のネットワークインタフェースの情報、トラフィック量等の情報を取得するプロトタイプが登録されており、そのデータを基にしたグラフのプロトタイプも登録されております。なので、このグラフが出来ているかを見てみます。
監視データ>ホストを見ると、自動的に登録されています。そのホストの右側を見るとグラフ 14
となっており、自動的にグラフも作成されているのが確認できます。
グラフ 14
をクリックしてみると次のように、自動的にデータを取得してグラフ作成までされています。
と、ここ数年クラウドと使ってもPrometheusだったのですが、Zabbixも負けずにちゃんと進化していてかなりいい感じですね。